【パトカーが追跡した車がコンクリート壁に衝突していた現場付近=伊賀市柘植町】
三重県警伊賀署は4月7日、伊賀市内で同署地域課の警察官がパトカーで追跡していた普通乗用車がコンクリート壁に衝突し、運転していた住所・職業不詳の40歳男性が負傷したと発表した。男性は市外の病院に搬送されたが、脊椎(せきつい)損傷などの重傷。
同署によると、4月6日午後9時ごろ、同市柘植町の国道25号をパトカーで警ら中の同署員が、盗品ナンバープレートを装着した車を発見し、停止を求めたが逃走。直後、付近で捜索中の別のパトカーに乗務していた同署員が車を発見し、赤色灯を点灯しサイレンを鳴らして追跡したが見失い、進行方向を捜索したところ、道路脇のコンクリート壁に衝突している車を発見したという。
同署の原晋也副署長は「当署員による追跡行為は適正なものであったと認識している。けがをされた方の回復を待って事情聴取を行うなどし、事故の状況や盗品ナンバープレートの入手経緯などの調査を進めていく」とコメントした。
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