【調印式に出席した(左から)北川市長、新居さん、加藤CEO=名張市役所で】

 三重県名張市は4月1日、インバウンド(訪日外国人客)向けの観光事業を手掛ける「WAmazing(ワメイジング)」(本社・東京都)と、総務省の「地域活性化起業人制度」に基づき社員の派遣を受ける協定を締結した。派遣された新居卓也さん(46)は、市観光協会で業務にあたる。任期は最長3年。

 地域活性化起業人は、大都市圏の企業が一定期間、地域活性化などを目的に社員を地方自治体へ派遣する制度。社員の給与などの経費は、国が一定額を支援する。同市では初の受け入れとなる。

 新居さんは兵庫県西宮市出身で、京都大学大学院を修了後、学校法人の職員を経て2022年にワメイジングへ入社。これまでは関東広域観光機構のツアー造成や観光庁事業への申請業務、東京バレエ団のプロモーションなどを手掛けた。英語が得意だという。

 この日は、同社の加藤史子CEO(最高経営責任者)と北川裕之市長が協定書に調印。加藤CEOは「培ってきたノウハウや知見で、名張市に貢献できたら」、北川市長は「観光客を増やすために、是非お力を貸していただきたい」と述べた。

 北川市長から委嘱状を受け取った新居さんは「観光を通じて、名張市に利益をもたらしたい」と意気込みを語った。

 市観光協会の事務局長には、同日付で赤目四十八滝渓谷保勝会の玖村健史さんが就任しており、新居さんは玖村さんらと共に、同協会のDMO(観光地域づくり法人)化の検討を含めた体制整備に取り組む。

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