【女性モデルを描くスケッチ教室の皆さん=伊賀市丸之内で】

思い詰まった力作見て

 今年発足30年を迎える絵画サークル「上野スケッチ教室」が、3月28から30日まで三重県伊賀市上野丸之内のハイトピア伊賀5階大研修室で「第28回作品展」を開催する。入場無料。

 同サークルには現在、60から90代の21人が所属。講師の倉岡雅さんの指導で、毎月1回の活動と年3回ほどのスケッチ旅行で作品を制作している。

 1年間の成果発表の場である今回の作品展には人物、風景、静物などを描いた4から10号までの水彩画、パステル画など約60点が出品される。

 昨年、メンバーに加わったばかりの福森眞理子さん(77)は「まだまだ新米で未熟な作品ですが、先輩のアドバイスをもらいながら仕上げていくのが楽しみ」と笑顔で話す。

女性モデルの人物画も

 12年の経験を持つ濵津享助さん(74)は、作品展に女性モデルの人物画と普段から愛用しているリュックサックの静物画、スケッチ旅行で描いた名張市長瀬の秋の風景画の3点を出品する予定。濵津さんは「倉岡先生は個性を尊重した指導なので、ゆったりした気分で楽しく描ける」と話す。

 会長の中尾範子さんは「描いた人の思いが詰まった作品ばかりで、作風もバラエティに富んでいる。ぜひ、楽しんで」と来場を呼び掛けている。

 時間は午前9時30分(初日は午後1時)から午後5時まで。

 問い合わせは中尾さん(090・8135・4821)まで。

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