【オリジナルデザインの受理証明書を手にする名張市職員=同市鴻之台1で】

 三重県名張市は3月24日から、オリジナルデザインの婚姻届と出生届の受理証明書を発行する。市の担当者は「可愛いデザインになった。新たな門出の記念にぜひご利用を」と呼び掛けている。

 市内に生息するオオサンショウウオをモチーフにした市観光産業推進キャラクター「百地山椒太夫(通称・ももちぃ)」の他、赤目滝や香落渓、花火や桜などをあしらい、温かみのあるデザインにした。オリジナルの受理証明書は、同市では初となる。

 サイズは婚姻届の受理証明書がA4とB4、出生届の受理証明書がA4のみ。交付手数料はA4が350円、B4が1400円で、申請には本人確認書類が必要。過去にさかのぼって発行することもできる(B4は昨年3月1日以降が対象)。

 同市では2023年度、出生届と婚姻届の届け出が計564件あったが、受理証明書を発行する人の多くは、手続で必要になる外国籍住民だったという。市は、記念のために発行する人を増やし、市の収入増加につなげたい考え。

従来の婚姻届・出生届(左)と、オリジナルデザインの婚姻届・出生届=同

 オリジナルデザインの婚姻届と出生届は19年に登場していたが、証明書と同様のデザインにリニューアルした。

 問い合わせは市戸籍・住民登録室(0595・63・7440)まで。

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