【赤色灯を点灯させる消防車】

 2月中、三重県伊賀市で5件(建物1、車両1、その他3)、名張市で1件(その他)の火災があった。火災によるけが人はいなかった。

 伊賀市では、1日に青山羽根で野焼きの火が広がり、休耕田の草など約3200平方メートルが焼けた他、付近にある平屋の農小屋にも延焼。15日には、川合で草焼きをしていた火が川の中州に広がって約6千平方メートルが、山出では刈り草焼却の火が周囲に広がり約700平方メートルがそれぞれ焼けた。

 18日には御代の名阪国道上り線を走行中のトレーラー後部から出火し、タイヤや荷台の一部が燃えた。21日には緑ケ丘中町で屋外にあった電化製品のバッテリー部分から火が出る火災があった。

 名張市では、12日に富貴ケ丘6で、のり面の草が燃える火災があった。

 「春の全国火災予防運動」初日の3月1日に伊賀市内で5件の火災が発生するなど、農繁期を控えた3月は野焼きが原因となる林野火災やその他火災が発生しやすい時期。両市の消防本部では火の取り扱いに十分注意するよう呼び掛けている。

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