【煙が上がる林の中に放水する消防隊員=伊賀市玉瀧】

 3月21日午前11時40分ごろ、三重県伊賀市玉瀧で、休耕田などが燃えていると通行人から119番通報があった。市消防本部から車両6台が出て消火に当たり、約1時間後に消し止められたが、休耕田や山林の下草など約2000平方メートルが焼失した。火災によるけが人はいなかった。

 伊賀署と市消防本部によると、現場は玉滝地区市民センターから南東に約600メートルの場所で、北側には玉瀧神社が隣接。近所の住民の話によると、刈草などを焼却していた火が何らかの原因で延焼したとみられる。

火の取り扱い注意 市も呼び掛け

 農繁期を控えたこの時期、全国的に山火事が多発していることから、市では、風の強い日や空気が乾燥している日は野焼きをしない、火が消えるまではその場を離れないなど、火の取り扱いに十分注意するよう呼び掛けている。同市では3月1日の午後だけで5件の火災が発生した。

- Advertisement -