【齊藤校長(左)から証書を受け取る卒業生代表=名張市春日丘で】

 三重県名張市春日丘7番町の近畿大学工業高等専門学校で3月15日、卒業・修了証書授与式があり、総合システム工学科(5年)の機械システム、電気電子、制御情報、都市環境の4コースの卒業生137人と専攻科(7年)の修了生10人が、それぞれの道への新たな一歩を踏み出した。

 この日午前10時から同高専体育館で開かれた式では、卒業・修了生の代表者が齊藤公博校長から証書を受け取った他、成績優秀者や地域活動などで顕著な実績を残した学生への表彰も行われた。

 齊藤校長は卒業生らに「入学直後はコロナ禍で遠隔授業を強いられるなどしたが、その後は勉強や研究、クラブ活動などで、成長を感じられる時間を過ごしてくれたと思う。これから新しい生活で大変なことがあったら、ここでの楽しかったことを思い出してほしい」と激励の言葉を贈った。

謝辞を述べる卒業・修了生代表の園山さん(中央)=同

 卒業・修了生を代表し、電気電子コースの園山大介さんが「5年間、専門的な技術や知識だけでなく、問題解決力や想像力、人と協力する大切さも学んだ。ここで培った経験と誇りを胸に、常に学び続け、技術者として、社会の一員として成長し続けることを誓います」と謝辞を述べた。

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