【咲いた花を眺める辺見さん=名張市つつじが丘北で】

 三重県名張市つつじが丘北の自営業、辺見幸子さん(81)が育てているのは、縁起の良い名前の、通称「金のなる木」。「幸運を招く」などの花言葉がある南アフリカ原産の多年草「クラッスラ・ポルツラケア」のことで、今年は「過去最多の花数をつけた」そうだ。

開花した花

 27年ほど前、引っ越してくる時に店頭で見つけ、購入した。当時は高さ30センチほどだったが、今は1メートル弱になり、毎年花を咲かせている。小さな1輪だけでも精いっぱい咲いている姿がいじらしく、毎日の水やりはもちろんのこと、「すごいなあ」「見事ね」と、声かけも欠かさないという。

 肥料を替えてみたところ、昨年11月中ごろにつぼみを付け始め、1月末から、急に開花。例年の何倍もの数が咲いているそうだ。2、3年前から育てているもう1鉢も加わり、見事な咲きっぷりだ。

 「今年は巳年でもあるし、良いことがあるのでは」と何度も花を眺めてしまうという辺見さんは「縁起が良いので、皆さんにも見てほしい」とほほ笑んだ。

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