布引の中世城館　写真や測量図で知る企画展　伊賀市で3月30日まで

　中世城館跡が数多く残る三重県伊賀市布引地区の城跡、砦跡などを紹介する企画展「伊賀の中世城館　布引編」が、同市富永の大山田郷土資料館で3月30日まで開かれている。入場無料。

　同資料館を運営する市民グループ「大山田郷土の広場」の主催で、2023年に阿波地区の城館を紹介した企画展の続編。北浦城、福持氏城、中馬野中世城館群、丸山砦など9か所の概要、測量図、写真パネルを展示する。

　開館時間は午前10時から午後3時。月、火曜休館。期間中の来館者には布引地区の中世城館分布図を配布する他、先着50人にリーフレット「大山田の中世城館」を提供する。

　3月15日午後1時30分からは、中馬野中世城館群を見学する現地説明会がある。参加無料。集合は同奥馬野の布引地区市民センター。定員30人（先着順）。参加希望者は同資料館へ申し込む。

　同グループ代表の西嶋克司さんは「布引、阿波を含む大山田地区では約50か所もの中世城館跡が知られている。戦国時代にこの地で生き抜いた人たちの姿に思いをはせて頂けたら」と話した。

　申し込み、問い合わせは同資料館（0595・48・0303）まで。