【交流する高校球児と小学生】

 三重県伊賀地域で活動する3つの小学生野球チームが参加した野球教室が1月中旬、上野高校(伊賀市上野丸之内)で開かれ、選手たちが同高硬式野球部の現役部員らとともに走塁やキャッチボール、ミニゲームなどで約3時間、楽しく汗を流した。

 同高が企画したもので、昨年に続いて2回目の開催。府中少年野球クラブ、美旗グリーンベアーズ、伊賀市と南山城村の児童によるMERベースボールクラブの計約60人が参加し、同部の選手・マネジャー約20人が指導役を務めた。

 最初にミニゲームとして、5、6年生がテニスと野球を組み合わせた「テニベース」に挑戦し、低学年はティーボールに取り組んだ。続いて、スライディング練習、4チームに分かれてのベースランニング対決もした。

 参加した児童たちからは「楽しかった」「ボールが速かった」、部員からは「良い経験になった」「うまく教えるのが難しかった」などの感想が聞かれたという。

 同高硬式野球部監督の川邊優治教諭は「生徒たちがよく考えて企画し、率先して動いてくれた。これから先、何かを教えたり見てもらったりする機会は増えるので、人間的に成長してもらえるきっかけになれば」と期待を込めた。

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