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【コンテストに出場した上島さん(野崎祐子さん撮影、提供写真)】

 インドで開かれた世界規模のビューティーコンテスト「ユニティ・ワールド・ページェント」で、三重県伊賀市在住の上島栄美子さん(56)が準優勝に輝いた。初挑戦での快挙に「コンテストのために美しくなる努力で内面が磨かれた。勇気を持って新しいことに挑戦する大切さを伝えたい」と笑顔を見せる。

 不動産関連の会社を経営する上島さんは、看護師として勤めていた経験があり、上野ロータリークラブでポリオ撲滅活動や国際交流活動に取り組む中で同コンテストの存在を知った。過去に和装美を競うコンテストに参加した経験があり、「内面の美しさを求める理念が自分の考えと合ったので参加を決めた」。毎月のように京都や東京へウォーキングの練習に通った他、「伊賀忍者特殊軍団 阿修羅」のメンバーに刀さばきを学んだ。

コンテストに出場した上島さん(野崎祐子さん撮影、提供写真)

 昨年2月にあった日本大会「ユニティ・ワールド・ジャパン」でミセス部門に出場し、スピーチや特技が評価され、見事日本代表に。10月に1週間にわたって行われた同コンテストには、インド、ペルー、カナダなど約30か国から約30人が出場し、ウォーキングや英語でのスピーチ、ダンスなどで審査された。

 上島さんは組みひもや手裏剣、刀さばきなど、伊賀の文化をPRした他、衣装やカレー、チャイティーなどインドの文化に触れた。更には主催者と交流を深め、「他国のコンテスタント(出場者)と親友になれたことも印象深かった」という。

 「56歳でも挑戦して世界大会で準優勝できた。誰でも勇気を持って挑戦すれば得られるものがある」。今もさまざまなボランティア活動に取り組みつつ、同コンテストを通じて日本とインドの架け橋になりたいという上島さんは「ウォーキングに興味がある方がいれば、マイスタジオで一緒に歩きましょう」と呼び掛けていた。

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