女子サッカー・なでしこリーグ1部の伊賀FCくノ一三重が2月1日、伊賀市西明寺のヒルホテルサンピア伊賀で新体制発表の会見を開き、新たに加入した選手12人が意気込みを話した。開幕は3月15日で、4年ぶりの優勝を目指す。
加入したのは新卒が6人、国内プロのWEリーグやなでしこリーグからの移籍や再加入が6人。昨季で退団、現役引退も同じ12人で、半数近くのメンバーが入れ替わった中、総勢26人でレギュラー入りを争う。
会見では、加入選手がプレーの特長や意気込みを発表。3年時に大学選抜の日韓定期戦メンバーに選ばれた札幌大出身の玉川実奈選手(22)=北海道恵庭市=は「背後への飛び出しとスピードを生かしたプレーで得点に絡みたい」、昨年のリーグ1部で20試合に出場、2得点を記録したオルカ鴨川FCから移籍のMF並木千夏選手(25)=神奈川県藤沢市=は「ゴールにつながるスルーパスが武器。勝利への執念を持って戦いたい」と話した。
元Jリーガーでくノ一を指揮して3年目の北村隆二監督(43)も出席。目標にはリーグ優勝と皇后杯8強以上を掲げた上で「縦に早いサッカーが伝統だがサイド攻撃も継続したい。個々の責任感や決定機の精度を練習から求め、結果に結び付けたい」と話した。
会見前には、同市上野東町の菅原神社で必勝を祈願した。昨季に続きキャプテンを務めるMF常田麻友選手(26)は「既存の選手と新たに加わった選手が一丸となって優勝を目指す。全員が主体性を持ってチームを作っていけるよう引っ張っていきたい」と意気込みを話した。
他の加入選手は次の皆さん。敬称略。
▼MF南野未空(18)=大阪府泉南市、作陽学園高
▼MF唐沢芽依(22)=横浜市、神奈川大
▼MF河原林紬(21)=京都市、武庫川女子大
▼MF上田彩葉(18)=熊本県嘉島町、神村学園高
▼DF多﨑美玖(24)=茨城県神栖市、岡山湯郷Belle
▼GK風間優華(25)=長野県信濃町、AC長野パルセイロレディース
▼DF井上歩香(24)=広島県福山市、スペランツァ大阪
▼DFオモロジェバ英里香(21)=東京都足立区、十文字学園女子大
▼GK合田朱里(22)=兵庫県尼崎市、アルビレックス新潟レディース
▼MF竹島加奈子(29)=伊賀市、くノ一