【伊賀警察署=伊賀市四十九町】

 三重県警の生活環境課と伊賀署は1月27日、木くずを不法に投棄した廃棄物処理法違反の疑いで奈良県内に住む会社役員ら男5人を逮捕したと発表した。

 容疑者は奈良県広陵町の会社役員の男(64)と、いずれも会社員で同県安堵町の男(58)、奈良市の男(32)、天理市の男(52)、伊賀市に住む無職の男(69)。

 同署によると、2022年3月29日から翌年2月4日までの間、容疑者の一人で伊賀市の無職の男が同市予野で管理していた畑約3000平方メートルに処分が困難な残土が付着した竹の根など産業廃棄物の木くず約390トンを販売したかのように装い、共同して土中に埋め立てるなどし、不法に投棄したとされる。奈良県内の4人は発生当時、伊賀市内で林業土木工事などを手掛ける同じ産業廃棄物処理会社の役員や従業員だった。

 22年夏ごろ、警察に情報提供があり、捜査していた。同署は5人の認否について明らかにしていない。

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