中島浩司さん(35)
昨秋、株式会社化した「なばり自動車学校」(三重県名張市西原町)の社長に就任。巳年生まれの年男で、「蛇のようにはいつくばってでも行動する年にしたい」。
同市で生まれ、父の影響で4歳の時に柔道を始め、大学卒業まで打ち込んだ。スポーツ少年団で腕を磨き、小学校高学年で全国大会に初出場。「自分よりでかい相手に初めてぶん投げられ、悔しい思いをした」と振り返る。
北中学校の柔道部では1学年下に大相撲の元幕内・千代の国(佐ノ山親方)がいて、同じ恩師に学んだ。高校は名門の天理(奈良県)で、インターハイにも出場した。
「ヘビー級」
体格は幼いころから「ヘビー級」で、「高校までは体重が年齢掛ける10キロ」と笑う。ピークは大学4年の165キロで、飛行機の座席で初めて延長ベルトを使ったのが思い出。現在は150キロほど。
大学卒業後は愛知県の自動車学校で3年間修業し、さまざまな年代の人と関わる中、未来のドライバーを育成するやりがいを感じた。父親が経営する地元の自動車学校で働くようになってからは、指導員の他に営業も担当。持ち前の明るいキャラクターでメディアに出たり、地域の小学校に出向いたりし、今も交通安全の大切さを広く伝え続けている。「僕を見かけたら安全運転したくなる、そんな存在でありたい」。
同社は年間約6000人が訪れる自動車学校の他、ドローンスクールも運営。社長として、今後は多角経営を見据えて腕を振るう。
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