三重県名張市鍛冶町の蛭子神社で1月19日、伝統行事「八日戎(えびす)」で縁起物「吉兆(けっきょ)」とお札を参拝者に授ける福娘の選考会があり、今年は特別に6人が選ばれた。
同神社によると、福娘の選考は今年で15回目。例年は3人または4人だったが、今年はさまざまな節目の年にあたるとして、総代会で話し合った結果、選考会に臨んだ6人全員を福娘にすることにした。
6人は、三重大1年の中川万緒さん(19)、鈴鹿医療科学大1年の田中梓紗さん(19)、地元ケーブルテレビ局社員の山本朱織さん(20)と楢原優花さん(24)、皇學館大1年の的場葉月さん(19)、銀行員の吉田彩乃さん(27)。山本さんと吉田さんは伊賀市、他の4人は名張市に住んでおり、親や職場の上司の勧めなどで初めて応募したという。
6人は「たくさんの福を授けられるよう、頑張りたい」「参拝頂いた皆さんを笑顔にしたい」など、それぞれ思いを語った。
八日戎は商売繁盛を願う祭りで、2月7日正午から午後8時まで宵宮、8日午前10時から午後6時まで本宮が営まれる。中川さん、田中さん、山本さん、的場さんが吉兆の授与、楢原さんと吉田さんがお札の授与を担当するという。
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