三重県の名張市消防本部は1月17日、2024年に市内で発生した火災や救急などの対応状況を発表した。救急車の出動件数と搬送者数は、いずれも過去最多を更新した。
発表によると、火災件数は前年比5件減の19件で、内訳は建物火災6件(前年比6件減)、林野火災0件(同増減なし)、車両火災3件(同2件増)、その他火災10件(同1件減)。死者は1人(同増減なし)、負傷者は3人(同2人増)だった。
出火原因は、建物火災は「溶接作業で発生した火花が枯草に着火し建物に延焼」など、車両火災は「排気管」「たばこ」によるものなど、その他火災は多くが枯れ草火災だった。
救急出動件数は前年比64件増の4441件、救急搬送者数は前年比52人増の3938人で、いずれも過去最多だった。出動件数の内訳は急病3149件(同6件減)、一般負傷646件(同21件増)、転院搬送336件(同29件増)、交通事故164件(同18件減)、その他146件(同38件増)だった。
救助出動件数は51件(同7件増)、救助者数は41人(同1件増)だった。
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