三重県伊賀市は1月15日、「新生活スタートアップ応援事業」として市内在住で2025年3月卒業予定の中学3年生に1万円、高校3年生に3万円の支給や水道基本料金の2か月減免など5億9682万円増額の一般会計補正予算を発表した。21日開会の市議会本会議に提出する。
財源は国の物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金で、総額2億1570万円。同応援事業は物価高騰の長期化で進学や就職などに大きな影響を受ける世代への支援を目的とし、事業費が約3671万円。対象人数は中3生が715人、高3生が783人を想定し、支給開始は3月の予定。
水道基本料金の減免は2、3月検針分で、事業費は約7029万円。電力料金高騰の影響を受ける伊賀鉄道に対しても25年度分の電力を対象に約1765万円を支援する。障害福祉や介護保険のサービス事業者、私立の幼保育園、認定こども園の負担軽減で光熱費や燃料費の支援も盛り込んだ。
市内の生徒や学生らを対象に伊賀鉄道を除く公共交通機関の通学定期券利用者に対し助成も行う。事業費は約5223万円で、助成額は購入費の半額分。申請の受け付けは5月10日から26年3月5日までを予定している。伊賀鉄道の通学定期券購入の助成金は25年度当初予算に盛り込むとしている。
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