三重県警伊賀署で警察犬5頭の嘱託書交付式があった。嘱託期間は12月末までの1年間で、警察の要請に応じて犯罪捜査や行方不明者の捜索、要人警護などに従事する。
5頭は昨年10月に鈴鹿市で開かれた審査会に参加し合格した。審査は、臭いを追って逃走方向や犯人が落とした物を見つけたり、行方不明者の捜索をしたりする「足跡追及」と、事件現場で発見した犯人の落とし物などの臭いと犯人の臭いとを識別する「臭気選別」、隠れた犯人を探し出したり、逃走されないよう威嚇(いかく)したりする「警戒」の3部門あり、今年は県内で23頭が審査を受けた。
14年前から警察犬を訓練しているという同市羽根の無職、浅利晴男さん(71)は、所有する「ケイパー・オブ・シャイニング・ゴールド号」(シェパード、雌、2才)が初めて審査会に参加し、合格した。ケイパー号について「性格は気が優しい。合格は大丈夫だろうと思っていた」と話した。
他の所有者と嘱託警察犬は伊賀市丸柱のドッグスクール経営、中誠太郎さん(71)が「ピーター・フォム・ハウス・コガミ号」(シェパード、雄、5才)。同市沖のドッグスクール経営、碇良博さん(76)が「イゾルフ・フォム・ハウスM・I・D号」(ゴールデンリトリバー、雄・4才)と「ハンノ・フォム・ハウスM・I・D号」(シェパード、雄、2才)。同ゆめが丘の訓練士、岡惠光星さん(24)の「ユンゴ・フォム・ハウスM・I・D号」(シェパード、雄、2才)。5頭とも足跡追及部門で、ピーター号は警戒部門も担う。
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