【名張市の「二十歳のつどい」に出席した若者たち=同市松崎町で】

 1月13日の「成人の日」を前に、三重県名張市で12日、「二十歳のつどい」が開かれた。一堂に会した若者たちは、友人との再会を楽しみながら、人生の節目に決意を新たにしていた。

 つどいは同市松崎町のadsホールであり、振り袖やスーツ姿の成人524人(出席率73・4%、前年比4・8ポイント減)が出席。天正みだれ太鼓保存会の和太鼓演奏などの後、出席者代表のスピーチで、神戸大2年の立道愛和さん(20)、関西大2年の岡田崇佑さん(20)、鈴鹿医療科学大2年の森長まなかさん(19)が登壇した。

出席者を代表してスピーチをした(左から)岡田さん、立道さん、森長さん=同

 理学療法士を目指すという立道さんは「いずれは名張に戻り、お世話になった方々に恩返ししたい」、商学部で学ぶ岡田さんは「覚悟と責任を持って、自分の道をしっかりと歩んでいく」、臨床検査を学ぶ森長さんは「たくさんの人の健康や病気の治療、早期発見に携わりたい」とそれぞれ夢や目標を語った。

 主催者のあいさつで、北川裕之市長は市のブランドロゴ「なんとかなるなる。なばりです。」に触れ、「名張が皆さんとつながっていて、将来もずっと守り続けるという誓いの言葉。ぜひ覚えて、素晴らしい人生にして」と激励。来賓であいさつした永岡禎・市議会議長と荊原広樹県議は、たとえ名張を離れても「ふるさと納税」をするよう呼び掛けていた。

 式後には、中学時代の恩師からのビデオメッセージが上映された。

式後に集まった二十歳のつどい実行委員会のメンバーら=同
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