地域の情報発信の拠点、観光客や地域住民の憩いの場になればと、三重県伊賀市種生にこのほど「田舎のえき はくようTERAS(てらす)」がオープンした。当面は月1回程度、地元産の米や野菜、物産の販売、移動カフェなどを行う予定。
種生を含む博要地区で地域おこし協力隊として活動する吉田恭子さんを中心に、地域住民が力を出し合って進めてきた企画で、空き家となって数十年間使われていなかった2階建ての民家離れを活用。1階を物産販売と情報発信のスペースに、2階の洋室と和室はカフェスペースとして改修した。
種生はホタルの里としても知られることから、「地域を明るく照らす」場所になってほしいとの思いを込めて名付けたといい、物産販売では地元産野菜や古代米、地域で取り組んでいる組みひものチャームなどを販売し、情報発信コーナーには地区内の散策マップや青山地域の情報誌なども設置している。
12月25日にはオープニングイベントも開かれ、離れを提供している名張市の萩田昌弘さんは「長らく使っていなかった実家の離れを、人の集まる場所にして頂いてありがたい」と話していた。
次回は1月後半に開ける予定。その後の予定や詳細は博要自治協のインスタグラム(@hakuyo_jichikyo)で確認できる。2階の「移動カフェきなり」はドリンク1杯100円。問い合わせは博要地区市民センター(0595・55・2004)まで。
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