自転車競技「BMXフリースタイル」の「フラット ガールズロー」クラスで年間ランキング2位に輝いた三重県伊賀市ゆめが丘の中学2年生、山﨑橘果さん(13)。全日本選手権など今年の公式3戦の結果を受け、全日本フリースタイルBMX連盟がランク付けするもので、家族や周囲の人たちの応援が「良い成長につながった」と感謝している。
小学4年の時、弟のBMXレッスンについて行き、「はまってしまった」。週4回、市内のスクールに通う中、今春初出場した全国大会で見事優勝を飾った。
出場種目「フラットランド」は平地でアクロバティックな技を披露し合う競技。プロライダーでスクール主宰者である田邉泰志さんと、「皆が考えつかないような技」を考案し、大会当日は審査員から好評価を得たという。初参加でもプレッシャーなく楽しめたそうだが、日本代表が出場する上位のハイクラスの演技を目の当たりにし、「上には上がいる」と実感したそうだ。
9月に神奈川県であった大会では、プレッシャーで体が「ガチガチに」なり、2位。岡山県であった大会では、年間ランキングを意識し過ぎて4位という結果に。それでも年間2位で終え、「悔しさと残念さの反面、頑張った自分を褒めたい」と笑う。
「初めはこけてばかりだったけど、地道に努力し、できた時のうれしさは何物にも代え難い」と話し、「こけてから立ち上がる格好良さ」をBMXで学んだそうだ。
ファッションやヘアスタイルなど全て自由なことも魅力だそうで、「アーバンスポーツをしている人は地道に努力する真面目な人が多い印象。私も努力を怠らず、文武両道でやっていきたい。いずれ、自転車を担ぎ、旅行して、パフォーマンスを通して人との縁をつないでいくのが夢」と笑顔を向けた。
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