三重県伊賀市議会の本会議で稲森稔尚市長(41)が発言した「クレイジー」という表現について、前市長の岡本栄氏(73)が12月25日、市役所4階の秘書広報課を訪れ、公開質問状を稲森市長に手渡した。
説明を求めたのは10日にあった12月定例月会議の一般質問で、北森徹市議が通告した「『18歳成人式』を行わず『二十歳の集い』にする理由」での答弁。稲森市長は「前市長と同じプロセスをたどったという問い合わせだが、間違ったものは速やかに改める。クレイジーなものは。クレイジーだったと思っている。プロセスも含めて。クレイジーなものはしっかり見直すということが大事だと思う」と発言した。
岡本氏は10日夜にあった議会中継の再放送をたまたま見ていて、発言に気付いたといいい、「『クレイジー』という言葉を何のためらいもなく連発されている。市長の『人権感覚』について述べてください」などと回答を求めた。市議会に対しても「議場での発言にしっかりと対応すべきだったが、スルーしている」と苦言を呈した。
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