オオサンショウウオ保護資金確保へCF　多彩な返礼品を用意　名張

　三重県名張市は12月24日、新たなクラウドファンディング（CF）「特別天然記念物オオサンショウウオを危機から救え!」を26日に開始すると発表した。

　オオサンショウウオは世界最大級の両生類で、同市内では赤目四十八滝渓谷などに生息。国の特別天然記念物の日本固有種を保護するため、市郷土資料館（安部田）では外来種のチュウゴクオオサンショウウオとの交雑種約150匹を敷地内のプールなどで隔離飼育している。市の財政難を受け、保護活動の資金を確保するためにCFを実施することにした。

　CFは「うぶごえ」内の専用ページ（https://ubgoe.com/projects/851）から。募集期間は12月26日午後7時から来年2月27日まで。目標金額は100万円。

　金額に応じ、返礼品はオオサンショウウオの形をしたウクレレやバッグ、小物入れ、帽子、ブローチ、クッキー、イラストをあしらったTシャツなど、さまざまな品が用意されている。