【北中の福西さん(左)と霊峰中の岡本さん】

 12月25日から大阪市内で開かれる「JOCジュニアオリンピックカップ第38回全国都道府県対抗バレーボール大会」に、三重県選抜の一員として、名張市立北中3年の福西百々香さんと、伊賀市立霊峰中3年の岡本崇史さんが出場する。中学最後の大舞台に向け、県選抜チームでの練習に励んでいる。

必要とされる選手に

 友人の誘いで小学4年からすずらんジュニアでバレーを始めた福西さんは、北中ではクラブ活動と並行し、週末を中心にクラブチーム「三重西クラスタ」でも腕を磨いてきた。北中では「困った時に決めてくれる」エースとして主将を務め、クラスタではセンター、ライト、選抜チームではライトを任される。

 「チームスポーツなので、皆でつないで点になるのがうれしい。相手に触らせずにスパイクを決められたら爽快」という福西さん。県内のライバルたちが集う選抜チームでは「練習から本番のつもりで取り組んでいる」そうで、「チームに必要とされる選手になれるよう頑張りたい」と意気込みを話した。

恥じないプレーを

 小学4年の時、体験案内のちらしを見て阿山ジュニアバレーボールクラブで競技を始めた岡本さんだったが、霊峰中に男子バレー部が無く、中学入学後は滋賀県のクラブチーム「球友east」で週末を中心に練習している。長身を生かし、ブロックを抜くクロススパイクが強い武器だ。

 レシーブ練習に重点を置く同チームで鍛えられ、中学に入ってから「高く飛ぶことを意識して」日課にしている縄跳びのおかげでジャンプ力も伸びたという。「自分の思うようにボールをコントロールできる楽しさ」を実感しているという岡本さんは「三重県を背負うチームに恥じないプレーをし、結果も残したい」と抱負を語った。

 同大会では3チームずつの予選リーグを戦い、勝ち上がれば決勝トーナメントに進むことができる。

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