新年の準備が進む三重県伊賀市の日置神社(下柘植)で12月18日、来年の干支「巳」が描かれた大絵馬の奉納行事があった。県立伊賀白鳳高の2年生4人が原画を手掛け、拝殿に飾られる。
絵馬の大きさは縦が最大1メートル、横1・3メートル。伊賀白鳳高に協力を依頼するのは3年目で、高校生が手掛けた絵馬奉納は今年で8年目になる。
杉森朱理さん(17)と大石澪月さん(17)、中山香理菜さん(16)はそれぞれ白蛇とツバキ、白蛇と紅白の梅、銀の蛇をデザイン。西口昌寛宮司から頼まれた「五風十雨」の文字は、書道8段の腕前を生かして福岡結奈さんが書いた。
奉納を終えた後、美術部に所属している杉森さんは「縁起のいい白で力強い蛇を描きたかった」と絵馬に込めた思いを話した。西口宮司は「震災、豪雨と今年は大きな被害が出た。来年は『五風十雨』の意味にもある平穏無事であることを願っている」と話した。
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