「伊賀米うまい米コンテスト」の表彰式が12月13日、伊賀市四十九町の三重県伊賀庁舎であり、出品者102人の中から3年連続3回目の最高賞に輝いた同市高尾の立山繁昌さん(71)ら入賞者7人にトロフィーと賞状が贈られた。
伊賀地域で今年栽培された伊賀米コシヒカリが対象のコンテストはJAや伊賀、名張両市などでつくる伊賀米振興協議会の主催で7回目。提出された栽培履歴書による一次審査、玄米を穀粒判別器や食味計にかけ成分のバランスや整粒歩合などを計測する二次審査を経て、食べ比べによる最終審査で上位7点を選んだ。
市最南部の高尾地区で暮らす立山さんは、高校を卒業してからずっと米作りを続けており、現在の作付けは約7000平方メートル。表彰式の後、「気象や条件が1年1年違うなか、3年も続けて受賞できると思ってもみなかった。今年は暑かったので水の管理に苦労した。伊賀米が食味ランキングで最高賞の特Aが取れるよう微力ながら頑張っていきたい」と喜びを語った。
同振興協によると、2024年産米の作況指数は全国が「昨年並み」の101だったのに対し、伊賀地域は「やや不良」の97で、記録的な猛暑によってコシヒカリの1等米比率が昨年比20ポイント減の43%と低い値となった。
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