三重県名張市役所(鴻之台1)1階の障害福祉室窓口に12月4日、会話を自動で文字起こしし、アクリル板に表示する字幕表示システムが設置された。翻訳機能もあり、外国人や難聴者との円滑なコミュニケーションに役立てていく。
導入したのは、京セラドキュメントソリューションズジャパンの「Cotopat」。マイクで来庁者と職員の会話を入力し、内容をリアルタイムでA4サイズのスクリーンに投影していく。
グーグル翻訳で134言語に対応する他、事前に登録した動画や写真なども表示でき、同意の下で会話内容を記録することもできる。今回は1台の導入で、費用は約65万円だった。
外国人や難聴者の対応時はこれまで、翻訳アプリや筆談を行ってきたが、同室の担当者は「これからは顔を見ながら対応できる」と話している。
同じシステムの導入は県内初めてで、他県では京都市などでも導入例があるという。
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