伊賀牛の精肉とコロッケ、惣菜を扱っている三重県伊賀市平野上川原の西ざわ笑店の2商品が伊賀ブランドに認定された。
「伊賀牛ユッケ」は伊賀牛のもも肉の中でも赤身と脂身のバランスの良い希少部位イチボを使用しており、これを生で楽しめる。
同店は昨夏、保健所から県内で3件目の「生肉用食肉取扱施設」の届け出を済ませた。「食の安全性を最優先にし、生肉を消費者に安心して召し上がって頂きたい」と話す同店の西澤佳希専務(25)。肉本来の甘みと香りを最大限に引き出すために開発した自家製タレを使っている。
価格は、店頭売りが、生肉1パック(60グラム)で890円(税込み)。オンライン価格は、冷凍5パック(300グラム)セットで6400円(同)。
「伊賀牛コンビーフ」は伊賀牛を2週間塩漬けにし、その際に10種類以上のハーブの香りを肉に染み込ませているのが特徴。真空状態で煮沸消毒して瓶詰めしており、常温保存で賞味期限は1年間ある。
価格は店頭売りが、1瓶(140グラム)で1980円(同)、オンライン価格が同じく2480円(同)。
同店は今年3月、店内に「肉カフェ」をオープンし、ユッケランチや伊賀牛のすき焼きランチなどを提供している。従来から地元の人に親しまれている手作りコロッケと惣菜は、父親の高広社長(56)が担当、精肉とカフェの運営は西澤専務に任されている。
西澤専務は「肉屋としての知名度はまだまだ低いが、カフェで気軽に新鮮な肉を食べて頂き、伊賀牛ファンを増やしたい」と話している。
問い合わせは同店(0595・51・5795)まで。
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