【(左から)神村伊賀・西川選手、近大高専・河口選手と武内選手】

 三重・愛知両県の高校野球交流試合が11月23日に津市内で開かれる。三重県選抜チーム25人には伊賀地域から、神村学園高等部伊賀(伊賀市北山)の西川篤夢選手、近畿大学工業高等専門学校(名張市春日丘)の武内義樹選手、河口慶次郎選手の2年生3人が選ばれた。

 西川内野手は伊賀市立緑ヶ丘中出身で、小学3年から地元の緑ルーキーズ、同5年から稲沢中央ボーイズ(愛知)、中学1年から大阪箕面ボーイズで練習を重ねてきた。同校では1年夏から公式戦に出場し、俊足好打の遊撃手として、また主将としてチームを引っ張る。「守備と走塁でアピールしたいし、ミート力と小技も見せていきたい」と意気込みを語った。右投げ左打ちで、身長182センチ、体重73キロ。

 大阪府出身の武内投手は、中学では河南リトルシニアでプレーし、同高専では1年秋から登板。最速147キロのストレートなど4球種を武器に投手陣を引っ張り、今夏の選手権三重大会3回戦では優勝した菰野を相手に好投をみせた。「メンバーに選ばれて良かった。持ち味の真っすぐでアピールしたい」と意気込む。右投げ右打ちで、身長174センチ、体重82キロ。

 和歌山県出身の河口内野手は、中学は紀州由良リトルシニアでプレー。持ち前の長打力を武器に、1年夏から中軸を任されてきた。1番で出場する機会が増え、「大きいのを狙わず基本を意識し、野手の間を抜く打撃を心掛けている」といい、「しっかりバットを振ってチームに貢献したい」と抱負を語った。右投げ右打ちで、身長175センチ、体重81キロ。

 3人の選出を受け、神村伊賀野球部の谷口哲監督は「自分の強みや良い部分を出し、思い切ったプレーをしてほしい」、近大高専野球部の伊藤康弘監督は「けがをすることなく自分をアピールし、何かを吸収してチームに持ち帰ってほしい」とコメントした。

 県選抜のメンバーは、各校から推薦のあった選手108人を対象に10月に開いた選考会を経て選定された。愛知県選抜チームとの交流試合は津市本町の津球場公園内野球場で2試合行われる予定。雨天順延。

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