【10月に開かれたイングリッシュカフェの様子=名張市上小波田で】

 三重県名張市内のカフェで、外国人と交流する「イングリッシュカフェ」を立ち上げた同市さつき台の大学生、延山和奏さん(23)。「つたない英語でも外国の人とコミュニケーションできる楽しさが味わえる」と好評だ。

延山さん

 英語好きの延山さんは津高校2年の時、「英語を使う機会を」と、名張市内で開かれていたイングリッシュカフェに数回参加した。立命館大学3年だった2022年9月から1年間はカナダに留学し、帰国後に言語教育を学んだ。

 「楽しく言語を学べる機会がほしい」「日本語教育にも興味がある」「異文化交流ができれば」という思いが重なり、イングリッシュカフェを企画。かつての会場だった同上小波田のカフェ「サナブリ」で今年6月に初めて開いたところ、外国人5人、日本人14人が集まり、盛況だったという。

 以来、毎月第4金曜の午後6時50分から同9時まで定期的に開催。食事をしながらフリートーク、食べ終わったら席替えをし、簡単な英語を使ったゲームを楽しむといった内容だ。

 10月には、外国人2人と、10代から60代までの日本人14人が参加。初めて参加した市内の藤澤旺輔さん(18)は「見聞が広がるかと思い参加した。緊張したけれど来てよかった」と話し、米国出身で来日14年目のティム・スピクザさんは「ここに来るのが楽しみ」と話した。

 延山さんは「語学の学習になるだけでなく、外国の人と地域の人がつながり、助け合いの輪が広がっていくのが夢。気軽にどうぞ」と参加を呼び掛けた。

 次回は11月22日に開催予定。対象は中学生以上で、定員15人。完全予約制で、参加費1000円と飲食代が別途必要。

 予約は同カフェ(0595・48・6936)へ。

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