三重県伊賀市四十九町の市役所本庁舎で11月7日、地震発生を想定した消防総合訓練があり、市職員が災害発生時の通報や初期消火、来庁者の避難誘導などの手順を確認した。
この日の訓練には約30人の職員が参加し、午前10時ごろに発生した地震で庁舎内に負傷者や閉じ込め事案が発生し、地下で発生した火災の煙が各階に広がった想定で行われた。2階と4階の会議室では開かなくなったドアを駆け付けた消防隊員が破壊して救助する流れを確認し=下写真、北側駐車場では水消火器を使って初期消火を体験した。
市消防本部予防課の三山雅史課長は「安全、確実、迅速に取り組めていたと思う。災害時には冷静な行動が取れなくなることもあるので、反復訓練で体に覚えさせることが重要。おのおのの役割を再認識し、心の準備と理解をお願いしたい」と講評を述べた。
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