三重県名張市上小波田で江戸時代から続く伝統の火縄づくりを体験し、火縄銃にも触れる初のイベント「火縄と火縄銃~名張の竹を活用~」が11月16日に開かれる。主催する市民活動団体・山川海が参加者を募っている。
上小波田では青竹のみを材料にした火縄を作っており、全国でも珍しいとされる。生産された火縄は京都の八坂神社の年越し行事「をけら詣り」などで使われる他、戦国時代を題材にした大河ドラマにも登場したことがある。
当日は午前10時に名張駅に集合。同市新田の堤側庵で市立図書館の山口浩司館長が「火縄の歴史と文化」をテーマに講演し、上小波田火縄保存会の岩嵜義孝会長が火縄作りを参加者に指導する。愛知県長久手市の火縄銃保存会の担当者による講義と、実際に火縄銃に触れる体験もある。終了は午後4時の予定。
対象は20歳以上で、参加費1人7000円(昼食付)、定員先着30人、8日締め切り。
山川海の福地康弘代表(47)は「体験を通して、火縄作りの面白さや続いてきた歴史を感じてほしい」と参加を呼び掛けた。
申し込みは専用フォーム(https://forms.gle/3zTdvsmjC9wCSYH38)から。
問い合わせは福地代表(080・7007・4677)まで。
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