【銅メダルと賞状を手にする永田さん=名張市役所で】

 9月に千葉県館山市の北条海岸で開かれた「第100回日本選手権水泳競技大会」のオープンウォータースイミング(OWS)競技女子5キロの部で、三重県立名張高校3年の永田鈴奈さん(18)が銅メダルを獲得した。永田さんは10月23日、北川裕之市長を表敬訪問し、結果を報告した。

 OWSは、海や川など自然の中で行われる長距離の水泳競技。2歳のころに水泳を始めた永田さんは昨春からOWSに挑戦し、前年の同大会では6位に入賞した。

 50人以上が出場した今年の大会で、永田さんは自己ベストを5分以上更新する1時間1分32秒7のタイムで3位に入った。全国大会でのメダル獲得は初めてで、市役所を訪れた永田さんは「昨年より上位に入れたら、と思っていたので、銅メダルをもらえてびっくりした。うれしかった」と喜びを語った。

 同大会では10キロの部にも出場し、11位の成績を収めた。

 永田さんは今大会で競技生活にひと区切りをつけ、高校卒業後は理学療法士を目指し大学で勉強に励むという。

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