【公開討論会に参加した市長選立候補予定の6人=伊賀市で】

 任期満了に伴う三重県伊賀市長選挙(11月3日告示、10日投開票)を前に、立候補予定者6人が10月22日、公開討論会に参加した。今月31日まで動画配信サービスのユーチューブで視聴できる他、地元の伊賀上野ケーブルテレビでも26日から29日に放送がある。

 主催は伊賀青年会議所で、同市上野丸之内のハイトピア伊賀5階の多目的大研修室を会場に一般の傍聴者は入れずに開かれた。コーディネーターは弁護士の河村直樹さんが務めた。

 参加者は前市議の浜瀬達雄氏(46)▽建築業の萩森正治氏(43)▽政府系金融機関元職員の浅井健之氏(32)▽現職の岡本栄氏(73)▽県議の稲森稔尚氏(40)▽前市議の田中覚氏(66)。「市の課題と解決策」など4つのテーマについて各自の考えを述べた。

 テーマの一つで、「市の活性化のため最初に取り組みたい事業」では、浅井氏が「稼ぐ農水畜産業の実現。農泊や民泊を推進し若者が戻る投資環境を作る」、岡本氏が「高齢者や生徒、学生ら交通弱者に対する新しいシステムを作りたい」、稲森氏が「地域コミュニティの強化。地域課題につながるモデルを促進させる」と主張した。

 続いて、田中氏が「活性化を阻む要因になっている土地利用の自主条例を廃止したい」、浜瀬氏が「まずにぎわい。名阪国道を活用し郊外にアウトレットモールを誘致し開発する」、萩森氏「市全体のブランド化。地域と行政でがっちり手を組みブランドを創生する」と話した。

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