【練習に集まったクラブのメンバー=名張市梅が丘で】

 4人1組で卓球のダブルスのようにペアを作り、15分間で長く続けたラリーの回数を競うニュースポーツ「フリーピンポン」を楽しんでいる三重県名張市の「梅が丘瑞長会フリーピンポンクラブ」。昨年に続く2回目の全国交流大会出場を前に、練習に熱を入れている。

 同クラブは2018年4月に発足し、現在は梅が丘在住の60代から80代の男女16人が所属。市老人クラブ連合会主催の大会や全国大会への出場を目標に、地元の集会場で月2回、熱心に活動している。

 用具は、卓球より一回り大きいラケットと、直径約8㌢のスポンジ状のボール。相手を打ち負かすのではなく、「相手のことを考え、打ちやすい所にボールを返すのが基本」という。「思いやりのスポーツ」「優しさのスポーツ」とも言われ、年齢を問わずプレーできるのが魅力だ。

 9月に名張で開かれた交流大会には23チームが参加し、1108回を記録した同クラブのBチームが優勝、693回だったAチームが2位に入り、10月26日に滋賀県で開かれる全国大会への出場を決めた。

 「いつも明るく楽しんで活動している。高齢者にも適度な運動は必要なので、足腰の運動にちょうど良い」とクラブを紹介する部長の速見正子さん(74)。昨年は18チーム中3位の成績を残しており、「今年こそ優勝を目指して頑張りたい」と抱負を話した。

2024年10月12日付877号3面から

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