【爪田家さん(左)と谷本さん】

 名張文化協会などが主催する三味線や落語が楽しめる催しが10月27日に三重県名張市丸之内の武家屋敷「名張藤堂家邸」で開かれる。入場無料。

 午前10時から同11時30分までは、日本民謡和泉会会主の谷本善聖さんと会員による「三味線演奏会・体験会」。演奏会では、三重県民謡の演奏や津軽三味線の合奏がある。体験会では、谷本さんらが三味線の弾き方を指導する。

 名張藤堂家邸での三味線体験会は今回が3回目で、谷本さんは「日本の伝統的な弦楽器の三味線に触れて頂く絶好の機会。どなたでも気軽にご参加を」と来場を呼び掛けている。当日の楽器は和泉会で用意する。

 午後1時30分から同3時30分までは「落語と尺八放談の会」が開かれる。出演は、同市梅が丘南在住の爪田家らいむ(本名・矢野宗宏)さん、ろまん亭砂一八さん、関大亭学乱さんの3人。いずれも関西大学の出身で、「文化会落語大学」と「邦楽部」の各サークルで芸を磨き合った旧友。現在も大阪を中心にさまざまな宴席で共演している。

 出し物は、「悋気(りんき)の独楽」「ねずみ」(瓜田家らいむ)、「尺八放談」「尺八演奏」(ろまん亭砂一八)、「道具屋」(関大亭学乱)の5題。爪田家さんは「古典落語あり、楽しい尺八放談や本格的な尺八演奏あり、秋の1日、大いに笑って」と話している。

 なお、午後の「落語と尺八放談の会」の定員は50人で、参加希望者は事前に入場整理券を申し込む(先着順)。

 申し込みは名張文化協会(0595・64・2132=火・水・金の午前9時30分から午後0時30分)まで。

2024年10月12日付877号8面から

※落語は定員に達しました

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