【(右から)上田さん、佐々木さん、のぞみさん】

 同じ絵画クラブに所属する三重県名張市竜口の上田真澄さん(67)と、同市百合が丘東7の佐々木明さん(69)、のぞみさん(67)夫妻が、10月15から20日まで初のグループ展「三人三楽展」を同瀬古口のギャラリー「空」(ハートアイランド内)で開く。入場無料。

 木の根を題材にすることの多い上田さんは、はがき大から10号までの水彩画や、墨を使った作品など十数点を準備している。「いつも森に生きる木の姿を描きたいと思っていて、四季の森の様子を抽象化した」と話す。

 さまざまな題材に挑戦し、「描いてみて最終的に何が描きたいかを探っている」という佐々木さんは、今年の市美術展で市長賞を受賞。馬や仏像、スイレンなどを描いた6号から50号の油彩画9点を出品予定で、「家に飾り、いつも眺めていたいと思える絵を描いていきたい」と語る。

 虎やライオン、クラゲなど水陸の生物を中心に描いているのぞみさんは、アクリル絵の具やペン、万年筆などの画材を使い、サムホールサイズから20号の9点を制作。自由な色合いや発想が特徴的で、「作品を見て楽しい気分になってもらえたら」と話していた。

 時間は午前10時から午後5時まで。

 問い合わせは上田さん(0595・63・9339)へ。

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