北朝鮮による拉致問題について全国の中学生が意見を交わす「中学生サミット」が8月に東京で開かれ、三重県名張市立赤目中2年の宮﨑凌大さん(14)が県内から唯一、参加した。
中学生サミットは、若い世代に拉致問題について考えてもらおうと、政府が昨年から実施。今年は全国の都道府県教委などから推薦された67人が参加した。参加者は、拉致被害者の横田めぐみさんの弟で家族会代表の拓也さんの講演を聞いた後、他県の生徒とのグループワークで拉致問題を伝えるCMの案を考え発表した。
宮﨑さんは今回、人権学習への取り組みが評価され、サミットの参加生徒に選ばれた。7月には、学校で横田さんを題材にしたアニメ「めぐみ」を見るなどして理解を深めてから臨んだ。
サミットを振り返り、宮﨑さんは「参加する前は、拉致問題についてそこまで深くは知らなかった。被害者の家族だけではなく、もっと多くの人が動かないと解決しない。自分も積極的に行動したい」と話した。
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