三重県名張市桔梗が丘4の画家、飯田淳子さん(70)が9月25日、2018年の市美術展で市長賞を受賞した「里山椒魚図」を同市赤目町長坂の赤目滝水族館に寄贈した。国の特別天然記念物のオオサンショウウオが飼育されているメイン水槽「岩窟滝水槽」のそばに展示される。
寄贈した絵は縦145センチ、横75センチ。墨や水、塩を使った水墨画の特殊技法を用いて川の波や里山を表現し、岩絵の具を使って5匹のオオサンショウウオを描いた。
来年10月に市内で日本オオサンショウウオの会名張大会が開かれることや同水族館の朝田光祐館長(23)の活躍などを聞いた飯田さんが、自宅で保管していた絵の寄贈を申し出て実現した。
朝田館長は「作品は、リアルなオオサンショウウオが描かれている。他の水族館にないような展示が増えてうれしい」と話した。飯田さんは「水族館にはこの前行ってきたが、とてもにぎわっていた。いろんな方に見て頂けたらうれしい」と話した。
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