【三重伊賀工場の入り口で百年祭への来場を呼び掛ける(左から)喜屋武さん、林さん、田村さん=伊賀市治田で】

全国30社以上のマルシェ
生活雑貨・工芸品 アパレル 飲食など

 創業100周年を迎えた老舗せっけんメーカー「木村石鹸工業」(本社・大阪府八尾市)が、三重県伊賀市治田の三重伊賀工場「IGA STUDIO PROJECT」で記念イベント「木村石鹸百年祭~100周年だョ!全員集合~」を9月28日(土)と29日(日)に開く。入場無料。

 目玉は、同社にゆかりのある企業が全国から30社以上出店するマルシェだ。同工場でのイベントは4回目だが、記念イベントにふさわしく、過去最大規模となる。

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どんな企業が?

 出店するのは北海道から九州までのさまざまな業種の企業。木村石鹸工業の本社がある八尾市の企業も複数登場する。

 一部を挙げると、「竹の箸だけを60年間作り続ける会社」「ガラスのようなシリコーンゴム製のグラスを製造する会社」「瀬戸内育ちのレモンを使用した日本酒などを作る会社」「まな板になるお皿を作る会社」など個性的な面々。倉敷のデニムブランドや奈良のサンダルブランドなどもブースを構える。

 飲食はクレープやホットドッグ、フルーツ飴、からあげ、さつまいもスイーツなど多彩なラインナップだ。

 各店で2000円購入するごとに抽選券1枚が貰え、3枚集めると会場で実施する抽選会に1回参加できる。木村石鹸の100周年記念セット(ボディソープとハンドソープ)や参加企業の商品が外れなしで当たる。

ワークショップや実演を実施

 物販の他に、参加企業などによる12のワークショップ(一部有料)や実演がある。内容は、オリジナルの器づくり、手ぬぐいハンカチの染色、木の端材を活用したコースターづくりなど。木村石鹸のワークショップでは、好きな香りを付けてオリジナルの台所用液体せっけんを作る。

 その他の木村石鹸の企画としては、工場直売価格での商品販売、前回までも好評の縁日コーナーや、500円で1000円分の商品が当たるガチャガチャなど。両日とも終日無料で開催されるクイズラリー付きの工場見学は、全問正解すると粗品が進呈される。洗浄剤や化粧品を製造している工場内には、同社の歴史を感じさせるコレクションも展示している。

当日は木村石鹸各種商品が工場直売価格で販売される他、お得な福袋販売も予定している

イベント&ライブも

 両日午後2時からは、女子サッカー・伊賀FCくノ一三重のチアダンスチーム「BLAST(ブラスト)」がパフォーマンスを披露。28日は選手らも来場し、触れ合いイベントを開く。28日お昼頃からは、伊賀市観光大使「いが☆グリオ」も駆け付ける。

 この他、28日午後6時半からは、UFOを呼ぶために結成されたユニット「エンバーン」によるライブパフォーマンスが行われる。

 百年祭は、同社20代の若手社員を中心に企画。本社マーケティング部の林陽子さん(27)は「これほどの企業さんに集まって頂けるのは、次は100年後かも。この機会にぜひ見て頂けたら」、田村佳穂さん(27)は「食べ物もたくさんあるので楽しんで頂きたい」、三重工場の技術開発部兼広報、喜屋武綾香さん(23)は「年齢問わず楽しんで頂ける企画です!」と来場を呼び掛けた。

ワークショップ・実演詳細はこちらをクリック

マルシェ参加企業詳細

ヘアケアシリーズ「12/JU‐NI(ジューニ)」

木村石鹸工業とは

 木村石鹸工業は1924年創業。クリーニング店で使う業務用洗剤の製造から始まり、60年代には銭湯向けの洗浄剤を独自に開発。90年代には家庭用洗剤の市場に参入し、事業を広げてきた。

 2016年には、東京のIT企業経営者だった木村祥一郎社長が4代目に就任。現在は、天然素材を使用した手肌にやさしい洗剤シリーズ「SOMALI(そまり)」、ヘアケアシリーズ「12/JU‐NI(ジューニ)」など自社ブランドに注力しつつ、職人による昔ながらの「釜焚き製法」を守り、幅広い消費者ニーズに応えている。〈PR〉

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