【愛用のカメラを手にする川地さん=名張市で】

 三重県名張市桔梗が丘2番町の写真館「写真の川地」5代目の川地清広さん(78)が、春から夏にかけてあったコンテストで好成績を収めた。過去にも数々の賞を取ってきたが、飽くなき挑戦心を原動力に、今も第一線に立ち続けている。

川地さんの作品「相棒」(提供写真)

 富士フイルムなどが主催する「2024富士フイルム営業写真コンテスト」では銅賞に輝いた。作品タイトルは「相棒」で、大型の弦楽器コントラバスを抱えた男性の姿を映した。同コンテストでは10年の金賞を始め、数々の賞を取っているが、3賞以上は8年ぶりだったという。9月中旬には東京で開かれる表彰式に出席する。

 日本写真文化協会主催の「第70回全国展フォトコンテスト」では、人物部門で入選。タイトルは「Final Beauty」で、活動を終えようとする地元のバレリーナの美しいポーズを作品にした。

 この他、日本写真館協会主催の「第17回日本写真館賞」では、ポートレート、ブライダル、ロケーションの3部門でそれぞれ入選。東海4県写真館連合会の写真コンテストではグランプリに選ばれた。

「Final Beauty」(同)

 川地さんは「この歳になっても、チャレンジすることを大切にしている。寝ていても、夢の中でアイデアが湧いてくる」と笑顔を見せた。既に、来年のコンテストへの出品を見据えた撮影の計画も進めているという。

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