【ジャンボカボチャに腰掛ける望弘ちゃん(左)。後ろは三男の康太さん、右が萩原さん(提供写真)】

 奈良県宇陀市大宇陀五津の萩原実さん(75)が丹精込めて育てたジャンボカボチャが、昨年に続いて実った。お盆に埼玉県から帰省した孫・望弘ちゃん(2)も、自分より大きいカボチャに座り、満面の笑顔を見せるなど大喜びだったそうだ。

 品種はジャンボカボチャの中で最も大きい実を付ける観賞用の「アトランティック・ジャイアント」で、5月上旬にポットにまいた種から5株が成長し、自宅隣の畑には4つの実ができた。実の周囲は70、80センチ前後あり、計測はしていないが、大人1人では運べないほどの重さがあり、腐ったりするのを防ぐためにクッションを敷いている。

 「珍しい作物を育ててみたい」と昨年初めて栽培に挑戦し、今年は新たに種を購入して再チャレンジした。葉が丈夫でないと実が大きく育たないため、害虫には最も気をつけるといい、実が付いてからの追肥のタイミングや量にも注意しているという。

 スイカやキュウリ、トマトなども育てている萩原さんは「子や孫たちが喜んでくれて良かった。また来年も、もっと大きなカボチャを実らせたい」と流れる汗をぬぐっていた。

2024年8月31日付874号6面から

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