【名張市役所=名張市鴻之台】

 三重県名張市は8月27日、職員が業務時間の一部(20%以内)で担当業務以外の仕事に従事できる「名張市版20%ルール」を9月から新たに導入すると発表した。職員のモチベーションアップや組織力の強化などが狙い。

 市によると、対象は管理職や再任用、現業職、会計年度職員を除く職員で、直近3か月間の時間外勤務が月30時間を超えていないことが条件。課題解決のための企画立案、プログラミングやICT教育など専門知識を生かす仕事、祭りや展覧会の運営など、一定期間の業務を想定している。

 この日の記者会見で、北川裕之市長は「やる気がやりがいにつながるよう、若い職員がトライできる環境を作りたい」と述べた。

 同様の制度は、国や他の自治体でも導入例がある。

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