【本を手にする池田さん(右)と西山教育長=名張市役所で】

 子どもたちに忍者について知ってもらおうと、伊賀忍者研究会は8月26日、解説本「忍者ってなんだ!」21冊を三重県名張市に寄贈した。市内小中学校に各1冊、市立図書館に2冊が配られる。

 本は新書判80ページ。同研究会代表で高校教諭の池田裕さんと東京都八王子市の男性の共著で、今年7月に揺籃社から出版した。忍術、忍者歴史、八王子の忍者、忍者コラムの4章から成り、忍者が使う道具などをイラストを交えて分かりやすく説明している。

 この日、市役所を訪れた池田さんは「以前は忍者の教科書を作ったが、もっとやわらかくしようと今回の本を作った」と話した。本を受け取った西山嘉一教育長は「名張は忍者が修行した地。子どもたちに知ってもらいたい」と述べた。

 同研究会は、伊賀市にも同様に、本30冊を寄贈した。

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