俳聖・松尾芭蕉の生誕380年を記念した行事「記念祭 おかえり、芭蕉さん、ふるさと伊賀へ」が、8月31日午後1時30分から、三重県伊賀市柘植町の萬壽寺で開かれる。入場無料。

 主催は「柘植の里芭蕉翁を顕彰する会」。芭蕉とゆかりの深い柘植地域ではこれまで、句集の発行や講演会など、遺徳をしのび継承するさまざまな事業が行われてきた。この「記念祭」も、芭蕉の誕生月の8月に合わせ、10年おきに開いている。

 今回は、三重県連句協会会長の西田青沙さんによる記念講演「芭蕉に学ぶ 蕉風俳諧は、貞享・元禄のルネサンス」があり、地元で活動する大正琴グループ「時音(ときお)」の演奏、「いがまちふるさと音頭保存会」による「芭蕉音頭」の踊りなども披露される。

 同会の藤井克幸会長は「江戸時代から長きにわたって親しまれ、愛され続ける芭蕉さん。その不易流行の考え、生き方や俳句の根底にあるものは何かなど、この機会に学んでほしい」と来場を呼び掛けた。

 問い合わせは同会の内田さん(090・1624・7720)へ。

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