【相談会のちらしを手にする河原所長=名張市役所で】

 難病患者の団体や医師、行政職員らが無料で相談に対応する「地域難病相談会」(県、NPO法人三重難病連主催)が9月1日午後1時から同3時まで、名張市丸之内の市総合福祉センターふれあいで開かれる。無料、8月29日午後4時までに要事前申し込み。

 名張での開催は、2019年以来2回目。パーキンソン病やリウマチ、潰瘍性大腸炎、膠原病など疾患別の他、福祉制度や就労など計17ブースを設けて相談を受け付ける。

 事務局を務める県難病相談支援センターの河原洋紀所長(74)も「網膜色素変性症」の患者だ。松阪市職員だった20代半ばの時に発症し、視力が低下。30代半ばの時に全盲になった。ショックで「もう死にたい」と思った時期もあったが、患者仲間に励まされて前を向けるようになったという。

 河原所長は「絶対に仲間はいる。相談会に来て頂き、一人ではないと知ってほしい」と来場を呼び掛けている。

 申し込み、問い合わせは同センター(059・223・5035)へ。

- Advertisement -