【ホールドをつかむように右手を見せる杉本さん=名張市役所で】

スポーツクライミング

 中国の貴州省貴陽市で8月22日に開幕するスポーツクライミングのユース世界選手権「リード」種目のアンダー20部門に、日本代表として近畿大学工業高等専門学校3年の杉本侑翼さん(18)=名張市西田原=が出場する。

 リードは、高さ十数メートルの壁を制限時間内にどこまで高く登れるか競う種目。杉本さんは5月に岩手県で開かれたユース日本選手権で3位になり、出場権を手にした。

 過去の国際大会は、制限時間内に複数のコースをいくつ登れるかを競う「ボルダー」や高さ15メートルの壁を登る速さを競う「スピード」の種目で出場したが、リードは今回が初めてだという。

 7月下旬に市役所を訪れた杉本さんは「ちょっと気を抜いてしまうと壁から落ちてしまうので、体力を温存しながら登らないといけない。目標は表彰台に乗ること」と力強く語った。

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