【寄せられたミシンを扱う子どもたち】

 「電動ミシンをゆずってください」。7月13日号のYOU紙面に掲載された9行のお知らせをきっかけに、三重県伊賀地域各地から6台のミシンが名張市の桔梗が丘自治連合協議会教育文化部会に届き、小学生向けセミナーで活用されている。

 同部会では夏休みと冬休みに囲碁、手芸、科学、料理のセミナーを開いており、今夏は手芸に地区内の3小学校から24人が参加。ミシンはこれまで、講師や部会員、ボランティアらが持ち寄っていたが、一人ひとりがミシンを触れる機会を増やそうと、YOUを通じてミシンの寄付を呼び掛けることにした。

 家庭などで眠っていた比較的新しいものから、約60年間使われてきたものまで、今回寄せられたミシンはバスケット作りで大活躍。毎年参加しているという桔梗が丘南小6年の伊山幸希さんは「使いやすくてうれしい」と話していた。

 担当の竹原啓子さんは「小学生の子たちが使いやすい機種を寄付してくださりありがたい。これから大切に長く使っていきたい。皆さんのご厚意に感謝します」と話していた。

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