三重県名張市立桔梗が小4年の成瀬義翔さん(9)、同2年の優翔さん(7)兄弟が8月17、18日に東京武道館で開かれる全日本空手道連盟糸東会の全国大会にそろって出場する。
保育園の年長児から空手を始めたという兄弟。市空手道スポーツ少年団での練習に加え、さまざまな強化練習への参加、毎月の自主練習も欠かさない。
4月下旬に武道交流館いきいき(同市蔵持町里)で開かれた県予選では、小学4年と同2年の「形の部」「組手の部」の2部門でそれぞれ優勝し、全国への切符を手にした。
「抜かれるプレッシャーを抱えての試合だった」と兄の義翔さん。持ち味は「力強い形」。昨年の全国大会では、悔しい思いをしたそうで「リベンジに行く。狙うは優勝」と話す。
常に兄を追いかけてきた優翔さんは「初優勝がうれしかった」と笑みを浮かべる。「高身長を生かした鋭い組手」が持ち味で、こちらも優勝を目指すそう。
今年から新設された団体戦部門でも、県代表として兄弟での出場が決まった2人は「形、組手、団体戦、全てに頑張る」と力強い。「支えてくれたたくさんの方々への感謝の気持ちを常に忘れず、日の丸を背負って今後活躍できるよう練習の成果を全力で発揮してほしい」と父の義尚さんもエールを送った。
兄弟が所属する同団ではメンバーを募集している。問い合わせは青木代表(090・7045・5768)まで。
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