【大会に向けて意気込む永田さん】

 今年度の全国高校総合体育大会(インターハイ)「ありがとうを強さに変えて 北部九州総体2024」が、7月下旬から行われている。予選を突破して真夏の大舞台に臨む、三重県伊賀地域各校やゆかりの選手たちに意気込みを聞いた。

 水泳競技には、名張高校(名張市東町)3年の永田鈴奈さんが女子400メートル自由形、800メートル自由形の2種目で出場する。3年連続となるインターハイを前に「今年こそは良いタイムを出し、ベスト8に入りたい」と意気込みを語る。

 学校にはプールが無いため、日頃はイトマンスイミングスクール名張校(同市黒田)で週5日、練習に打ち込んでいる。6月の県総体は両種目で優勝し、7月の東海総体では400メートルで4位、800メートルで5位に入り、参加標準記録をクリアした。

 昨年、一昨年は「緊張が勝ってしまい、良いレースができなかった」と回顧するが、小学校低学年のころから成長を見守ってきた同校スクール長の大野彰宏さんは「やり残すことが無いよう、普段通りに臨んでほしい」と言葉をかけていた。

 自己ベストは400メートルが4分22秒、800メートルが9分1秒。記録更新のためには前半からの積極性がもっと必要だといい、「その勢いを後半につなげていきたい」と話していた。

 インターハイの水泳競技(競泳)は、8月17日から佐賀市のSAGAサンライズパークSAGAアクアで行われる。

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